働く人の未来をひらくキャリア支援 〜シェアオフィス入居者紹介〜

和歌山と大阪南部をフィールドに

「和歌山で、働く人のキャリアを支えたい」

厚生労働省事業和歌山キャリア形成・リスキリング支援センターに所属するキャリアコンサルタントとして働く西岡さん。

活動エリアは 和歌山県全域と大阪南部。企業を訪問し、従業員が安心して働き続けられる環境づくりをお手伝いしています。地域に根ざし、現場に寄り添う姿勢が西岡さんの大きな特長です。

転職ではなく「今の職場で輝き続ける」ために

西岡さんの支援は、企業向けのキャリアデザインセミナー、ジョブカード作成、キャリアコンサルティングなど多岐にわたります。

特徴的なのは「転職支援」ではなく、あくまで “今の職場でどう成長していけるか” に重きを置いていること。モチベーションの向上やキャリアアップの道筋を一緒に描くことで、従業員と企業の双方に持続的な価値を届けています。

対人支援の思いが導いたキャリアコンサルタントの道

もともとは通信や電力関連の法人営業として活躍していた西岡さん。

人と関わる仕事の中で「もっと近くで、誰かの力になりたい」という思いが強まり、資格取得を経て2023年6月に現職へ。

その過程では、サードプレイスとして関わっていたピアノイベントや懇親会で、仲間の声に耳を傾ける時間が多くありました。そこから「人の話をしっかり聴くことで支えになれる」という実感を得られたことが、キャリアコンサルタントを目指す大きなきっかけになったといいます。

「対人支援をしたい」というシンプルで強い思いこそ、いまの仕事を支える原動力になっています。

現場での工夫が信頼をつくる

企業への訪問、ジョブカード活用セミナーの実施、キャリアコンサルティングなど、その日の状況に応じて多彩な活動を展開しています。 セミナーでは グループワークやディスカッション を積極的に取り入れ、参加者同士の対話を大切にしています。

「同僚の意外な一面を知れた」との声も多く、自己理解だけでなく相互理解を深めるきっかけを届けることが、結果的に職場の信頼関係づくりにもつながっています。

“居心地の良さ”が生む仕事の質

所属先からの指定で入居が決まったものの、初めて訪れた際に「おしゃれで素敵な空間」と感じたと振り返る西岡さん。

特に無料で使える会議室や、ラウンジ・カフェスペースといった“余白”のある場は、以前のオフィスにはなかった魅力。

「会議室やラウンジを利用することで、いつもとは違った雰囲気で打ち合わせができる」と話しており、この快適な環境が、結果として支援活動の質の向上にもつながっているのかもしれません。

一人ひとりに「気づき」を届けたい

「受けてよかった」「新しい発見があった」と思ってもらえるように――。

面談やセミナー後には必ずアンケートを取り、良かった点・改善点を丁寧に次へとつなげています。

支援を受けた人の表情が少しずつ柔らかく、前向きに変わっていく瞬間こそが、西岡さんにとって大きなやりがいになっています。

おわりに ― キャリアに寄り添う情熱のサポーター

今回のお話を通じて感じられたのは、西岡さんが「キャリアコンサルティング」に対して強い情熱を抱いているということでした。単に問題を解決するための手段ではなく、「人が自分らしく働くために、モチベーションを高めたり、やりがいを明確にしてもらえる時間」だと捉えているのです。その中で、相手の可能性を一緒に探り、前向きな一歩を後押しすることに、確かなパッションを感じておられました。

これからも西岡さんが歩む道の先には、多くの人のキャリアが輝き、前向きに変化していく瞬間が待っているはずです。

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